赤ちゃんを迎えて、お金がかかることもあり、節約の手段の一つとして布おむつを考えている方。
でも自分にできるのか、面倒が上回るのか、心配な方はこちらをご覧ください。
布おむつ育児ができない人ってどんな人?
気になるけど、できるか不安な方へ
ズボラな私も初めはできるのか、結局辞めて無駄遣いに終わってしまうのではないかと悩みました。
結果的には布おむつを使う事ができたのですが、できる・できないは向く・向かないという環境や性格に寄ってしまうという事が分かりました。
どういう方が向いていて、どういう方が向いていないのかまとめましたので、ご参考になさってください。
布おむつ育児のデメリット
布おむつを始めたもののムダになったと悲しい思いをしてほしくないので、どうか冷静になって一つ一つの項目を見ていってください。産後の方は許される時間はコマ切れだと思うので、どれか考えやすい物から一つ一つ確認をしていただければ幸いです。
①使用済みオムツを確保しておく場所が必要
例えば、お風呂場にバケツを置いておける、ベランダに蓋つきのバケツが置いておけるかどうかです。年子さんのように幼い子が手を出してしまうから置けない…という方は考えた方が良いかもしれません。
②使用済みおむつの洗濯と乾燥する手間と場所が必要
用意する布おむつとおむつカバーの数にもよりますが、最低でも週1回は洗濯の必要があると思います。普通の衣類の洗濯や干すのですら、とてつもなくストレスという方は止めておくのが正解でしょう。場所に関してですが、何らかの事情で外干しや浴室乾燥ができない、部屋干しのみで他に干せる場所がもうないという方も止めておいた方が賢明です。
③洗濯後の布おむつを畳んでおく手間が必要
布おむつの構造上、容易に畳めるのですが、隅から隅までキレイに揃っていないと気が済まなくてアイロンを使いたくなる…というような几帳面な方、逆にどんな畳み方であろうと産前の私のように畳むのに非常にストレスを感じられる方も避けておいた方が良いです。
④外出には不向き
一週間、朝から夕方前までよく外出されているという方も避けられた方が賢明です。理由は、布おむつは現在の紙おむつと比べると、1~2回のおしっこでおむつ替えを必要とするほど「吸水力が少ない」です。そのため、外出時に使用しようとすると、ただでさえがさばるのに紙おむつよりも大量の布おむつを持ち歩かなくてはならないですし、使用済みの布おむつは洗濯して再利用するため基本的には持ち帰る必要があります。そしておむつカバーも汚れてしまえば替えが必要となります。外出時にはとても不向きなので、ストレスなく使用するため、在宅時に使用することを私は勧めているからです。
⑤産後の肥立ちが悪い、ご持病をお抱えでもワンオペ育児をされる方には負担
一緒にしてしまっては大変失礼に当たりますが、私が腱鞘炎とぎっくり腰を併発した時は、オムツ替えの回数と洗濯の手間を減らすため常時紙おむつを使用しました。つまり、産後の肥立ちが良くなかったり、もともとのご体調や持病をお抱えなど「まずご自分のお身体を大事になさらなくてはならないが赤ちゃんのお世話がある」方々も避けておくことが賢明だと思われます。もちろん、赤ちゃんを夜間のお世話することによりひどい寝不足になられる方もいらっしゃいます。そんな時もムリなさる必要は良いのです。
⑥育児に良いと押し切る方がいる
友人が床上げも迎えない頃に義理のお母さまが布おむつを強引に勧めてきてトラウマになってしまったという事がありました。ご友人でもご家族でもご親族でも「布おむつが赤ちゃんに良いから!!」なんて押し切られてしまった方は、ただでさえホルモンバランスが不安定なのに寝不足や疲れがたまった時に嫌な思いを思い出してしまって精神的に良くない事があります。
笑顔で楽しく育児できることが赤ちゃんのためにもママのためにもなるのです。
それを忘れないでください。
布おむつ育児のメリット
メリットというよりも向く要素、という切り口でまとめておきます。
①オムツを躊躇なく替えられる罪悪感の無さ
特に新生児の時などは、ちょっとだけしかおしっこをしていないのにおむつ替えをしなくてはならないときに、「一枚16円…」とか頭をよぎりますよね。これがちょこちょこあるとストレスは溜まっていきます。でも布おむつだと「ま、いっか♡」と思えるのでストレスにはなりにくいです。
どうせ買ったのならたくさん使おう!と思える方には最適です。
②節約できる
①とも少し内容が重なりますが、一枚○円という使い捨てではないので、1枚1枚洗うのでなければ電気代や水道代・洗剤の事を考えても割安になります。最初に必要な物を買うのに出費がありますが、それ以降は洗濯と洗剤だけなので使えば使うほど節約できていきます。
特に里帰りされていたり、ご家族の方が来て下さる場合は使ってもらえるとかなり良いです。
③部屋内の保管場所が省スペース
オムツを買うとなると、毎回1パックごとというわけには行かずネットで箱ごと買ったりしますよね。そうするととてもがさばります。部屋や押し入れ・クローゼットの一角が紙おむつの段ボールゾーンとなることもありますし、その段ボールも捨てるまで保管しておかなくてはなりません。正直邪魔ですよね。
布おむつは基本的に選択して干している・畳まれていて使用前・使用済みで洗濯前のサイクルのうちのどれかなので、あらかじめ場所を確保しておけばそれ以上場所をとるという事はありませんでした。保管しておかなくてはならないゴミも出ないので安定していました。
初めにどこに何を置いておくと決めておきたい方にはうってつけですね。実は私も初めての育児で何がどこにあるか迷うのは嫌だったので決めて置けることで楽でした。
④オムツ離れが早い
最近の進化に進化を重ねた紙おむつと違っておしっこやうんちを吸収してサラッサラということはありませんので、赤ちゃんは気持ち悪さを訴えてくれます。そうすると次第におしっこやうんちをすると教えてくれ、成長するに従い排泄の感覚が分かるようになってくると、気持ち悪くならないためにおトイレで出したいに繋がりやすいです。
布おむつを使用している保育園もあり、認可全落ちする前に見学していた園が布おむつで希望の上位にしてました。その園ではだいたい1歳クラスの後半から2歳クラスの前半でおむつが外れるそうです。
⑤気に入ったおむつカバーを使い続けられる
実は、最近は可愛いのに機能的なおむつカバーが出ていたり、メルカリなどのフリマアプリでハンドメイドやオーダーメイドのものを購入できたりします。そうするとおむつ替えの多い方ほど、おむつカバーを目にする機会が多くなるので気分が少し上がります。そんなこと…と思われるのは当然なのですが、当時あまり外出もしなかった私にはほんの少しの癒しでも嬉しかったです。
また、おむつカバーのタイプによっては50-80cmなど調節できて小さくなるまでずっと使えるものもあります。段々と使い慣れてきた頃にサイズアウトでまた新しい物に慣れていかなくては…ということもなく、サイズアウトの心配が少ないうえ、気に入ったデザインなら使い続けられるのでストレスもありません。
器用な方はご自身で作ることも可能です。
まとめ
布おむつを避けた方が良い方は以下の点が当てはまる方です。
・使用済みオムツを確保しておく場所がない
・洗濯や干す、畳むが何よりストレス
・外出が多い(日中はほとんど外出される)
・体調がすぐれない
布おむつに向いている方は以下の方です。
・おむつ替えを躊躇なくしたい(1枚○円…と考えたくない)、節約したい
・あらかじめ子育て用品はどこに何を置いておくか決めておきたい
・おむつ離れを早くしたい
・おむつカバーのデザインは好きなものがいい
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