9週で稽留流産と診断され、掻爬手術をした話

泣く妊婦妊娠・出産
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 残念ながら第二子は9週で心臓が止まってしまい、「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」と診断を下されてしまいました。私が何かしたから?しなかったから?と自分を責めたり、では掻爬手術(そうはしゅじゅつ)って何をどうやってやるの?と心配で調べたりしたので、残念ながら同じ思いをされてしまっている方に向けて、少しでもお力になれればと記事にいたしました。
※記事に生死の表現や血などの表現を含みますので、ご注意ください。

悲しんでいるあなたのせいではありません!!

9週で稽留流産と診断され、掻爬手術をした話

私は生まれてこの方、手術をしたこともなく、大病や骨折などもしたことがありませんでした。そのため、全身麻酔をしての手術と言われてもどうやってやるのか、手術の前後は何をしてよいのか、してはいけないのか、そもそもどうなるのかも分かりませんでした。

そのため、同じ状況で気分が底の底まで落ちてしまっているのに心配で調べている方の為になればと詳細を記事にいたしました。辛いお気持ちになるところもあると思いますので、必要な見出しをクリックしてそこだけ読まれることも良いと思います。

どうか、心身ともにお早めに癒されますように。

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流産確定前日の失神 《流産確定前日》

 月曜午前9時50分、一度目の失神。《流産確定前日》
 今までで1、2を争うレベルの腹痛(陣痛と同程度かそれ以上)を感じ、冷や汗だらだらで布団からトイレに向かうも、途中で視界は上から黒い針金の固まりがゆっくり降りてくるようにして真っ暗になりました。何とかトイレで用を足せるものの痛みは続いていて、お腹は下っていました。
 そして、気が付いたらトイレの床が視界に広がっていました。お尻丸出しで「倒れた?」と思いトイレに座り直し、しばらくそうしていて、痛みも落ち着いたためにお布団に戻るもただ横になったくらいでした。翌日の診断では迷走神経反射*1による失神と言われています。
 午前10時10分、2度目の失神。
 再び腹痛と下痢の気配を感じトイレに向かうもまたも視界は真っ暗になりました。それでもトイレにたどり着き座りました。お腹の下りも少量だが、意識はもうろうとしていて、布団に戻る頃にまた失神しましたが、今回もすぐに意識は戻っています。
 午前11時頃、失神の気配のみ。
 再度、腹痛と下痢の気配を感じるが、立てずに視界が真っ暗になりました。失神はしていなかったが寸前の感覚でした。
 妊娠中ということもあり、#7119に相談したところ、自宅で様子を見て、また同じ症状が起きたら再度相談するか、すぐに119番でも良いと指示をもらいました。
 ほうほうの体で連絡をしていた夫が心配して昼休憩で一時帰宅してくれました。精神的にも落ち着いてきました。
 出勤予定だったため、娘は保育園に登園しており巻き込まずにすんで良かったです。
 当日の仕事は上司と相談し、お休みさせてもらう事にしました。子どもたちの前で倒れるなんて、トラウマを植え付けかねないうえ、嘔吐や下痢でトイレも汚して消毒しなくてはいけなくなるので避けたいという気持ちを分かってもらえました。
 その後、もともとあった眠気・だるさ・食欲不振・吐き気・貧血などの重めのつわり症状に追加して、鈍痛が眠るまで続きました。
痛みを感じる妊婦

流産の診断 《流産確定日》

 火曜日10時健診《流産確定日》
 本来の予定ではこの日に出産予定日が確定するはずでした。
 11時頃の診察でお腹の子の心臓が止まっていることが確認され、稽留流産の診断を受けました。
 先生から手術の方法やリスクなどの説明を受け、失神については原因とも流産の結果とも判別できないと説明をしてもらいました。
 現実を受け入れられず、他人事のような感覚で呆然と話を聞いており、ぐちゃぐちゃな精神状態でした。
 その日も娘の世話など生活があるため感傷に浸る暇もなく過ごしました。

流産診断の翌日 悲しむ 《流産確定翌日》

 水曜日ひとり気持ちに向き合いました。《流産確定翌日》
 本当は出勤だったのですが精神が原因で身体の不調を引き起こしてしまい、お休みをいただきました。
 ひとりただ泣いたり、ぼーっとしたり、考えたりしました。
 夫とも相談して手術日を確定させて予約しました。また、娘の保育園にも状況を報告して相談し、手術当日は出勤はできないものの登園させてもらえるよう連絡しました。

掻爬手術日 《流産確定後3日》

  金曜日、掻爬(そうは)手術。《流産確定後3日》
  子宮内容除去手術である掻爬手術を行います。
 前日は問題ないが、当日の朝の7時30分以降の飲食は厳禁(水もダメ)なので、食事も水分も多めに摂って病院へ向かいました。これは、全身麻酔の時に嘔吐し呼吸困難になることを防ぐためです。
 必要な持ち物は、
  • 診察券
  • お金
  • 飲み物
  • 生理用ショーツ(1枚あれば大丈夫でした)
  • ナプキン(多めの昼用で大丈夫でした)
  • 普段コンタクトの方はメガネ
 あると良いもの
  • スマホの充電器(コンセントいらないもの)
  • 食べ物
です。
 朝8時からの内診で赤ちゃんが亡くなっており、すでに胎内に吸収され始めていることを確認してからラミナリア(子宮口を広げるもの)を入れました。経産婦だからなのか余り痛くもなく、ほんの少しの違和感だけでした。
 その後、案内されたベッドで14時まで過ごすのですが、その間、脱水症状を起こしやすい私は極力動かないことを決め、病院のベッドで横になり、寝るかスマホを見ているかしていました。
 14時頃、トイレを済ませて検査着に着替えて点滴(ブドウ糖)が始まりました。それと筋肉注射を一本し、痛み止めの座薬(アンヒバ:乳幼児の解熱にも使用される)も投薬されました。
 その後5分ほど後で下着も脱ぎ、ついに手術室(内診台と同じ?ものがある)へと移動しました。
 点滴の管に全身麻酔が打たれ、看護師さんの「ご気分いかがですか?」という問いかけに「なんか唇の上らへんがふわっと・・・」などと答えている間に意識が無くなっていました。
 「終わりましたよ~」というスタッフさんのお声で目覚めたのか、目覚めたからお声をかけてもらったのでしょうか…。寝ている間に終わった、というのが手術自体の感想です。
 手術台から車イスに移動し、午前からずっと過ごしたベッドへの数歩の距離を運んでもらいました。
 15時20分頃体調の確認をしてもらい(久々にスッキリ寝れた気分)、しばらくしてから膣に入ったガーゼを抜き取るように指示をされ、トイレでおっかなびっくり引っ張って抜きました。なかなか抜けなくて、痛くなるのでは?と怖かったです。
 その後、お迎えに来てくれた夫と外形を済ませて帰りました。
 帰宅して椅子に座ると産後のような股の痛みがありました。産後に使用した円座布団でしのぎました。

手術後の注意事項 《手術直後》

 手術後の注意事項としては、
  • 重たい物を持つなど、腹圧のかかることは厳禁
  • 当日の飲酒は厳禁
  • お風呂の湯船は10日後頃の再診まで厳禁
  • 「つらいな」「しんどいな」ということは少なくとも10日後頃の再診まで厳禁
でした。
 お酒を飲むような気分ではありませんでした。この日からシャワーだけで10日過ごしました。

手術後の子宮収縮 《手術日夜》

 金曜日21時過ぎ、腹痛。
 娘を寝かしつけつつ早めに就寝しようと横になっていたら、だんだんと生理痛のような腹痛が出てきて強くなっていき、ついには冷や汗ダラダラで「いぎぎぎぎ…がぁあ!」と悶絶レベルになりました。子宮の収縮による痛みで経産婦ほど痛むというものです。
 夫いわく30分この様子なら救急車呼ぼうと思っていたそうです。
 前回の流産のときもですが「いらん!止めて!」ときっぱり断りました。これから生死に関わるものではないのに家の前に救急車を呼びつけるなんて、恥ずかしいと思っていました。
 10分ほどで痛みのピークは過ぎ、その後、波はあるものの落ち着いたので救急車を呼ばなくて良かったと心から思いました。
 そしてそのまま就寝しました。
 実は、せき喘息の持病(歩きタバコの煙など不意に肺に入れてしまった時に咳が止まらなくなる程度で普段は何ともないという軽度)があるため痛み止めを処方してもらえなかったのが原因かなと思います。痛みに強いという自信がある方以外は、喘息持ちの方でも痛み止めを処方してもらうのを忘れないでください。

手術翌日からの状況《手術翌日から1週間》

 土曜日~金曜日、貧血と生理痛のような腹痛《手術翌日から1週間》
 それから1週間は貧血と腹痛とのお付き合いでした。手術後2日目~4日目は親指の先ほどの血の塊が3回ほど出てきたり、つわりで体力が失われていたこともあり体力が戻らないため、疲れやすかったりとボロボロでした。出血量も生理3日目くらいでした。手術翌日の出血は少なかったものの、2日目からは出血が出ていてフラフラしていました。
 股の痛みは手術2日後には消えてくれたのですが、とにかくお腹はずっと生理痛のような腹痛が続きました。
 月曜からは仕事にも行ったのですが、重たいものを持ったり腹圧のかかることをしないでくださいと医師から指示を受けていたのですが、そういった仕事もなく問題なくできました。
 土曜日、出血がかなり減る《手術後8日》
出血もかなり減ってきて、貧血症状も治まり、家事に精を出すことができました。

手術後の再診 《手術後10日》

 月曜日、再診《手術後10日》
 仕事を午前で切り上げ、午後に診察を受けました。子宮内も残存物がなく、出血も見られないので問題ない、と湯船もOKが出ました。
 このあと2回の生理を見送れば正常な妊娠が可能でしょうとのことなので、その通りにします。

生理の再開 《手術後3週間と2日》

手術後約3週間後《手術後3週間と2日》

再診の時に、先生から言われた通りの頃合いで生理が来ました。

特に痛みや出血等などの諸症状に妊娠前との違いはありませんでした。この生理と次の生理を見送るまではしっかり避妊をして次に備えたいと思います。

最後に

 こんな思いを誰もしないで済むことが1番なのですが、どうしても同じ状況になってしまって、手術や手術後が心配で検索なさってこちらをご覧になられた方もいらっしゃると思います。
 参考になれば幸いです。
 たくさんご自分を責められたのではないでしょうか?
 私は娘の出産の前にも流産をしており、流産は二度目なのですが、二度の流産ともお医者さんから言われましたが『あなたのせいではありません』『あなたに落ち度はありません』
 どうか、納得いかなくても落ち込むところまで落ち込まれたら浮上し、笑顔で過ごして欲しいと願っています。
 私は娘を流産後に妊娠・出産(しかも超安産)しており、娘は元気すぎるほど元気な上、発達も早いと恵まれています。
 全ての方にも当てはまるものではないとは分かっているのですが、あなたが悲しまれた分ご自分を責められた分、必ずいつかとんでもない健康優良児が来てくれるものと信じてます。そんなに大事に想ってくれるママのところに来たくない子どもなんていないですから!!
 早くあなたに会いたいと焦って、忘れ物をしてしまった子どもが、大切な忘れ物を取りに一旦帰ったので、今度は忘れ物なしの元気な子どもでまた来てくれます!
 無理する必要はまったくない(むしろ無理はダメです!)ので、ゆっくり心と体を休めてください。
 忘れることは難しいかもしれません。でも、あなたが笑ってくれる事を願う方は未来のお子さんを始めたくさんいます。
泣きながらハートを抱く女性
*1迷走神経反射:血管迷走神経反射という正式名称で、自律神経系が失調したために、血圧や心拍数が下がり、脳に行くはずの血液量を確保できないために、失神などの症状が起こる病気。私の場合は、つわりによる慢性的な脱水と下痢による急激な脱水と痛みがトリガーだったと言われています。

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