自己分析も自己PRも完成したら、次は企業研究ですね。
採用選考では「御社のことは名前くらいしか知りませんが内定ください」は通じません。
そこで必要となってくるのは『企業研究(企業分析)』です。
※ここでは企業研究と統一します。
よく『就活は婚活と同じ』などと例えられたりしますので、同じように例えてみますね。
あなたのルックスがとても良いとします。「見た目が好みなので付き合ってください」と初対面で言って来た方を誰彼構わずOK出しますか?
逆に「あなたの見た目は好みだよ。他にも誰にでも優しいところや○○に詳しいところも好きだよ。××(短所)なところもあるけど、私はそんなところも含めてお付き合いをしたいです」だったらどうですか?
企業の選考も同じことなんです。
必要性が分かりましたね。
【Fラン大就活生必見】時間が無い方向けの企業分析
何のための企業研究?
企業研究にはまた労力がかかります。でも、これをやらなければ選考は落とされ、今までの選考通過やそのための労力が無になるほど重要なところです。
つまり、内定のために企業研究は必要です。
私が新卒採用を行っていたとき、「良くわからないけど、あまり有名ではないし内定もらえそうだから来てみた」という学生さんは多くいました。BtoB(企業向けのサービス提供を行う会社)の会社でCMもしない弊社を知るよしもありませんし、数多くの企業を受けている学生さんが一企業である弊社を研究するには時間も弊社の魅力も足りなかったのでしょう。
でも内定を出すに至った方たちは、みな企業研究を行ってきていました。
私も就活時に内定を得た企業は全て行っていました。
企業研究のポイント
創業や株価、従業員数、三期の経営状況…こんなもの、すべての企業の分をFラン大学生が調べて覚えておけるわけがありません。必要なのは頭のリソースを効率的に使う事です。
ポイントを絞ってリソースを効率的に使う
私がやっていたのは以下のポイントでした。
- 調べて覚える項目を絞る
- エントリーシートに志望動機がある、もしくは面接選考に進むことが確定してから調べる
- 面接前日と直前に調べた内容を覚える
調べる項目は、以下です。
- 業界での位置付け、他社との差別化ポイント(特化しているところなど)
- 事業内容
- 大体の創業年数
- 直近の業績
- 社風
- 社長や会長などトップのコメント
- 会社がアピールしたいところ
- 定着率(離職率)
- 弱味
- その他目立ったところ(海外拠点、子会社や親会社、トップの交代など)
上記を調べて覚えられるだけ覚えて挑みました。
企業研究のやり方は?
調べるために使うものはそう多くありません。
資料元は基本3つ
以下の点を調べれば十分です。というよりも、それ以上調べるのは大学生では難しいです。
基本的には上から3つめまでがメインです。
- 四季報 : 大学の就職課には四季報が置いてあるので、必ずチェックしましょう。
- 就活サイトの企業ページや採用ページ
- 企業のホームページ
- 卒業生に入社した方がいれば、話を伺う
- 新聞(ここでは業界や企業についての記事のみ)
これも企業ごとに表にして管理すると楽です。
調べても分からないところは聞く
調べて分からないところは無理に調べようとしないで、なぜ公表されていないのか就職課に聞いてみて、問題が無さそうであれば、面接時の「質問はありますか?」という機会に聞いてしまえば良いのです。
例えば、「離職率が公表されていない」だったら、「ブラック企業のような状況なので離職率が高く公表しない」だったりが就職課に相談すると分かったりします。これでは面接で聞く・聞かない以前に応募もするかどうかですね。
企業研究は志望動機にも繋げる
私がある出版社を受けたときは、簡単に要約するとこんな感じの志望動機に繋がりました。
「他社の取材先に媚びすぎて広告になってしまいつまらない雑誌ではなく、御社の独自の視点でバッサリと切り、調べて作られた特集がとても好きで特に○○の記事は記憶に残っています。御社を受けるきっかけとなったと言っても過言ではありません。ですが感銘を受けずに記憶に残らない企画のみの時もありました。今後も勉強し、いつか毎回たくさんの方の記憶に残る企画だけの□□を共に作らせていただきたく、応募させていただきました」
そして、この時の自己PRはこんな感じでした。
「私は羽の生えた靴の持ち主です。気になればそのままにせずすぐ調べて、調べた内容に納得がいかなければ現地に行くか、専門家に聞きに行くのです。そのため、友人からはよく一瞬目を離したらいなくなり、次の瞬間答えを持って戻ってくると言われているからです」
こうすると、記事を仕上げるため、推測ではなく真実と専門家の意見を求めてフットワーク軽く動く私が想像できますよね?まだ、浅はかだった学生の考えなので恥ずかしい限りですが、イメージしやすいのではないでしょうか?
ここで自己PRを誤って「落ち着きのある人間」とやったら、当時の私のキャラ的には落ちていたでしょう。それくらい自己PRの選び方と志望動機の一貫性は重要です。
企業研究は未来への保険?
内定をもらって晴れて入社したのに早々に潰れたり、ハラスメントや残業が多く退職者の嵐だったら、この苦しみは何のためにあったのかとなってしまいます。会社全体の風土が合わなくて入社して1年持たずに精神を病んでしまい退職する方も残念ながらいらっしゃるのです。それではここまで22年以上の苦労が泡になってしまいます。
調べておけば余程のことがない限り安全です。業績が読み取りにくいときは就職課に相談するのも手です。
私は「内定貰った!入社できるから終わり!良かったね」という無責任な結果を得るのではなく、「自分に合った会社から内定を貰った。数年後も働けている。自分の目標や夢、ライフプランにも沿っている」という結果を求めて欲しいので、内定をもぎ取るための小手先テクニックはご紹介していません。
これは人事採用を行っていた私のプライドです。
話は反れましたが、企業研究はあなたを守るために、あなたの将来の希望や夢を叶えるために必要なステップです。
■まとめ
企業研究は『婚活と似ている』
- ポイントを絞って
- 資料元の基本は3つ
- 企業研究を志望動機に繋げる
ここが踏ん張り時です。一緒にがんばりましょう!!
どうしても辛くて心が折れそうでしたら、こちらからご相談ください。一緒にがんばらせてもらいます!
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