あなたは日本の文化や慣習を説明できますか?
海外の方と話すと、独特な日本の文化や歴史、慣習などについて聞かれることが多々あります。
実はこれ、「自分の国の事なら知っていて当たり前」という海外の常識があるからなのです。
私は何度も説明できずもどかしく恥ずかしい思いをしましたので、ご紹介いたします。
神社とお寺の違いって何?日本の文化を英語で説明できる?鳥居と鐘で区別するだけ?
そもそも日本語でも説明のできる方ってそう多くは見ないと思います。
長い歴史、多々あるカテゴリを網羅してすべてを正確に説明することは私にはできませんし、論文を読む方が早いですし、何より私は「キラキラし て な い」あんこです。
緩く説明をしていきますので、身構えずにさらっと読めて一つ二つだけでも頭に残れば良いなと思っております♪
神社・仏閣ってそもそも何が違うの?
神社と仏閣(ここでは簡単にお寺)との違いを緩くご説明しますね。
外国の方の中には、神社とお寺を同じものと思っている方も多いです。
まずは、神社とお寺は「宗教」が違うのですよ、と説明してあげましょう。
The Shinto shrine and the Buddhist temple have difference in religion.
(ザ シントーシュライン エンザ ブディストテンプル ハヴ ディファレンシン レリジョン)
「神社とお寺は宗教において違います」
*1:difference in~ *2:religion 宗教、という意味です。
神社ってなに?
神社は英語でShinto shrine (シントーシュライン)と言います。
日本独特の信仰なのですが、八百万(やおよろず)の神を大切にして、それぞれを神社や鳥居のある神社に祀(まつ)っています。
簡単に言うと「現世の人々の幸せを願う」ことを目的にしています。
これをゆる~く英語にすると…
The Shinto shrine prays to make people happy.
(シントーシュライン プレイズトゥメイクピーポーハピィ)
「神社は人々を幸せにすることを祈っています」
神社の周りにあるもの
鳥居や参道、お賽銭箱やその上にある鈴…いろいろなものがありますよね。これっていったい何のためにあるものでしょうか?
それぞれの意味を確認してから簡単に英語で説明していきます。
「鳥居(とりい)」は、神社の内と外を分けるもの、神社は神様の家や別荘のようなものなので、家でいうと門ですね。
The Torii is the gateway to a sacred space.
(ザとりい イザ ゲイトウェイ トゥア セイクレドスペイス)
「鳥居は神聖な門です。」
*3:gateway *4:sacred
「参道(さんどう)」は、神様が神社に行くために通る神様の道という意味を込められています。だから参道は真ん中を避けて通るのですね。
The Sando is the approach to the shrine.
*5:approach
「賽銭箱(さいせんばこ)」は、神様へ感謝の気持ちとしてお渡しするお賽銭を入れる箱ですね。
残念ながら、賽銭箱という感覚が英語圏に無いので、長い文になってしまいます。
The Saisen-bako is a box where you can offer money when you pray.
(ザさいせんばこ イザ バックス ウェア ユーキャン オファマニー ウェニュープレイ)
「賽銭箱はお参りの時にお賽銭をいれる箱です」
「本坪鈴(ほんつぼすず)」は、参拝した方の身を清め、神様がお願い事を叶えてくれるように鳴らすものですね。自分がお願い事をされるたびに非常識に大きな音でしつこく鳴らされたら…と考えてほどほどにしたいですね。
The Hontsubo-suzu is the bell to purify the spirit and wishes to be grant by Shinto gods.
(ザ ほんつぼすず イザ ベル トゥ ピュリファイ ザ スピリットアン ウィシィズ トゥビー グラントバイ シントーゴッズ)
「本坪鈴は心を清め、神様が願いを叶えてくれるためにならず鈴です」
*6:purify *7:grant
お寺ってなに?
お寺は英語でBuddhist temple(ブディストテンプル)と言います。
お葬式といえば必ずと言っていいほど拝見するお坊さんたちが、衆生(しゅじょう)と呼ばれる一般人の私たちの不安や迷いから救う「学問」をお寺で修めているところでもあります。
「地獄」って聞いたことがありませんか?これは現世(生きている間)に良くない事をした人が死後に落ちるとされている場所ですよね。これは「執着せず清く生きれば救われる」ので「正しい教えを信じて清く生きよう」という事から来ているエピソードなのです。
ブラック企業で人を人とも思わぬ扱いをしている経営者は「執着せず清く生き」ているとは到底言えないので、死後は地獄行くのかな?なんて思っています(笑)
簡単に言うと「現世と死後も人々の平穏を願う」ことを目的としています。
The purpose of the Buddhist temple is to pray for peaceful, whether people are alive or not.
(ザ パーポソブザ ブディストテンプル イズ トゥプレイフォアピースフル ウェザァ ピーポー アーアライブオアノット)
「お寺は人々の生前も死後も平穏であることを祈るためにあります」
*8:purpose of ○○ to ~ *9:peaceful
お寺の周りにあるもの
「仏像」は、ブッダという仏の姿を表現した像です。迷いや不安から救ってもらう事、悟ることや、やすらかに一生を終える事を祈って作られていることが多いです。
The Butsu-zou is the statue of the Buddha.
(ザ ぶつぞう イザ スタチュー オブザ ブッダ)
「仏像はブッダを表現した像です」
*10:statue
「釣鐘(つりがね)」は、鳴らした音を聞くことで苦しみから解放され、悟りができるよう手助けをするために作られていることが多いです。ただの時報ではないのですね。
The Tsurigane is the bell for be freed from pain and to reach nirvana.
(ザ つりがね イザ ベル フォァ フリード フロム ペイン アンド トゥ リーチ ニルヴァーナ)
「釣鐘は苦しみからの解放と悟りへの手助けのためのものです」
*11:freed *12:pain *13:nirvana
歴史上の時の権力者は、自分の権威表し、かつ平穏を祈ってお寺を立てることも多かったですね。
※本記事の内容は諸説あります。そのうちの一つ一つをあんこ流に簡単まとめています。
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