頼りになる先生は実は〇〇?学童保育の裏側を元職員がコッソリ公開

学童保育の裏側 その先生は〇〇かも? 学童保育
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学童保育にお子様を預けられている方、またこの4月から預けられる方。
心配なさることが少なくないと思います。
そんな親御さんのお悩みを解消し、より安心いただけるよう裏側をコッソリ公開します。

頼りになる先生は実は〇〇?学童保育の裏側を元職員がコッソリ公開

実際に勤めていて、「こうだからこう」という原因と結果をたくさん見てしまったので、後悔するような事が起こる前に、親御さんの目で見てほしいと思っています。

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先生が頻繁に変わる施設は…

勤めていた施設のうちに

①産休・育休明けの先生が戻ってくる、ずっと前から変わらない先生が何人もいる
②ベテランそうな人が保護者対応しないで、明らかに若い(新卒?)が一人で保護者対応する

がありました。

これは想像がつくかもしれませんが、それぞれ理由を解説しますと

①産休・育休明けの先生が戻ってくる、ずっと前から変わらない先生が何人もいる

公務員(公立で運営も自治体の学童保育)でなければ、ほぼ同じ学童保育に復帰することはありません。なので、産休・育休明けの先生は【非常勤】の可能性が高いです。

例外として本当にその施設が産休・育休明けの【常勤の】先生のお住まいに比較的近く、通勤しやすいという配慮がなされていることがありますが、見ていたところほぼありませんでした。

後ほど説明しますが非常勤の先生が戻ってくる施設というのは、労働環境が良いという事が多く、結果的に子どもたちにも良い影響をもたらします。長く勤めている先生がいるというのも、運営側から施設(子どもたち)と対象の先生が大切にされていて、長く働ける環境であるとも言えます。

②ベテランそうな人が保護者対応しないで、明らかに若い(新卒?)が一人で保護者対応する

かなり高い確率で人材が足りていないのに無理やり運営しているような状態です。ベテランそうな先生が保護者対応をしないのは、その方が権限のない非常勤であるか、やる気のない年だけを重ねた常勤(先生とは呼びたくない)です。

私の経験では、ベテランでも非常勤は保護者対応をしてはいけないという暗黙のルールがあり、新卒であろうと常勤が保護者対応をしていました。非常勤に責任のある保護者対応をさせないのは分かりますが、親御さんからしたら上のきょうだいも見てもらったベテランの先生に話を聞きたいと思うのが自然です。でもそこで経験も浅そうな若手も若手が出てきたらモヤモヤしますよね。

ではなぜ、若手ばかりが配属されているのか。

ひとえに人材の流出、つまり労働環境や何らかの影響で先生が辞めてしまっていて、若手ばかりがいるという事です。

私が勤務していた施設のうちの一つは、上長のパワハラ・モラハラがひどく、1年でその施設の7割の先生が辞めてしまっていました。そんな状態で子どもたちが信頼を置けるのは若手ではなくよく知っているベテラン。でもスキルも知識もあり、仕事にプライドを持っているベテランは、パワハラに耐えて心身を壊してまでその施設で働く必要はないので、辞めたり異動します。結果、毎年補充される新卒という若手ばかりになるのです。

自由に使えないものがたくさんある施設は・・・

お子様を預けるときに、次のどちらの施設を選ばれるでしょうか?

①文房具や折り紙、工作の材料、粘土や木工細工の材料がたくさん使える

②少なくて取り合い。一日に〇個までなどの制限がある

当然①ですよね。
ではどうして②のようなことが起こるのでしょうか?

①文房具や折り紙、工作の材料、粘土や木工細工の材料がたくさん使える

予算配分が子どもたちを中心に組まれているため、たくさんの消耗品が自由度高く使用でき、子どもの発想力や制作力を伸ばすことができます。

そのための施設設備もしっかりしていないとできないことも多く、また先生にも教えられるスキルを求められるので、こういった施設は質が高いことは目に見えています。

②少なくて取り合い。一日に〇個までなどの制限がある

予算配分が子どもたちではなく、子どもたちに関係のない、言ってみれば『見栄』や『不要な人件費』などを中心に配分されています。

広告宣伝費、(すぐに先生が辞めてしまうし、なかなか集まらないために発生してしまう)不要な人件費・教育費、権力を持った人の好みの物以外の購入申請は許可しないため偏る、などがありました。いくら福祉系だから補助金が降りるといってもこういう使い方が横行してしまっていたら、子どもにしわ寄せが行ってしまいます。事実、結構締め上げて上長だけは毎月いろいろ買いこんで、「こんなことがわずかな時間でできてすごいだろう!」とアピールしていました。

先生方に変わりがない場合、特定の先生(派閥)だけがいつもお金のかかってそうな制作などを行っていたりするのでよく見ると分かります。

外部の先生を時折招いて、講座やミニ教室をやる施設も今やほとんどです。
そういったイベント、参加者が毎回抽選だったり、開催回数が少なくて自分の子どもが参加を望んでも全く参加できなかったりしませんか?毎回使い古された何かを使ってのイベントだったり、参加できても家庭でもできそうな「こんな程度の事だったの?」という質の物を持って帰ってきたり、お子さんから説明されたりしていませんか?

そういうところにも見えてきます。

通われているお子さんに聞いてみてもよいかも知れません。

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【常勤】【非常勤】って?

便宜上、この言葉で分けておりますが、要は【常勤】=正社員、【非常勤】=契約社員・派遣社員・パート・アルバイトです。

基本的に常勤である正社員は責任を負うため、保育士や幼稚園教諭、小学校教諭、看護師といった必要な資格を持っています。

非常勤は、必要な資格がなくても先生として働けます。中にはもちろん資格を持っていても非常勤を選ばれる方もいらっしゃいますので、非常勤=無資格とは決めつけないようご注意ください。また、資格がないからといって全ての方が仕事を雑に行うわけでもありません。社員より志の高い方はたくさん見てきました。

無資格の先生は、資格保持者ではないので業務上『対応してはいけない』とされている仕事が多々あります。例えばおやつ提供一つとっても、無資格者は対応できません。ええ、やってはいけないんですけどね・・・

また、非常勤は『有期雇用』という雇用形態で雇われることが多く、有期雇用は労働基準法では『産休・育休』の対象ではないのです。(総勤務時間によりますが有給休暇はもちろんあります)

つまり、ベテランそうな保護者対応にあまり入らない先生が出産を経て復帰した、となれば非常勤の先生が育休・産休もないのに復帰するほど、その施設はよい労働環境(=子どもにも良い)という事ですね。

まとめ

では、良い施設と良くない施設を判断するチェックポイントをまとめます。

〇子どもを産んでも戻ってきた先生がいる

〇ずっと長く勤めている先生がいる

〇中堅やベテランの先生が保護者対応をしている

〇折り紙や工作の材料はかなり自由に使える

✖特定の先生だけいつも高価そうな制作物をつくっている

✖いつも同じ先生が同じ業務をしている

✖イベントには参加できない、頻度も少ない

施設が古めのところも多いかと思いますが、経験上それはあまり良いかどうかには左右されません。設備投資費がかなりかかってしまうので、雨漏りを未対応だったり、トイレ・冷暖房などが故障しっぱなしで放置ならまだしもですが、そういったことは直ちに子どもたちに影響があることなので、ないかと思います。

学童保育の良し悪しを決めるのは運営する「人」が大きいので、そちらを入念に見られて、不安を解消してください。

ご覧になった施設が〇〇だったけど、どうかしら?と気になられたら、

ぜひTwitterでご連絡くださいね。ご相談乗らさせていただきます!!

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